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裁判員制度と死刑廃止と

いつもながら重いネタ。

裁判員制度がもうすぐ実際に動き出す。伊藤真氏が

「裁判員制度について」(その2)-マガジン九条

http://www.magazine9.jp/juku2/090520/

で「ただそうはいっても、裁判員制度はもう運用がはじまります。ですから、これから裁判員制度を運用するなかで、どうすれば裁判員制度が憲法に適合した運用 になるかに知恵を絞り、運用面で対応できない事態が生じたときに一旦停止させて制度を見直し、そしていくら見直しても憲法に適合させることが困難だという ことがはっきりしたときには、廃止することも視野に入れておくべきです。」と述べている。

実にその通りだと思う。

私もそうですが、伊藤氏は死刑廃止論者です。世界では圧倒的に死刑は時代遅れで、たとえ制度的には残されていたとしても実際に死刑が執行されることがほとんどなくなっているのがグローバルスタンダード化してきている。それに対して日本は、裁判員制度の法律の成立前後から死刑の執行が急増しています。グローバルスタンダードとかなんとか自民党なんかもずいぶん叫んでいるようですが、ぜんぜん時代遅れ。

死刑廃止を望まない人たちの中には、終身刑の方が過酷な刑だという論調もあるようだ。殺人被害者の家族などの中には死んで罪をつぐなってもらいたいというような意見がマスコミを通しては伝わることが多いのだが、それは死刑こそが厳罰であるという認識だからであろう。同じ死刑廃止を望まない人の中での意見の違いはどう捉えたらよいのだろうか。

人殺しの刑に人殺し(死刑)をするというのは、国家または被害者だから人殺しをしても許されるということなのだろうか。

心情的には理解できなくもないのだが、それで被害者は戻ってくるわけではない。裁判官や裁判員に死刑判決を望むというのはいかがなものなのだろうか。

裁判員制度が始まるが、個々の人権(被害者とその周囲の人や加害者も含めてすべての人間)を尊重する「憲法」に適合した運用をするために、死刑を廃止しなければならないのではないだろうか。

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